お久しぶりです。JIZOです。
最近はとっても暑いですね。
医師になってから驚いたのが、熱中症になる人がとても多いことです。
「熱中症に注意してください」と言われながら、どうして毎日毎日熱中症で搬送されてくるのか・・・。
こんな猛暑日は帽子をかぶって、水分補給をきちんとするなんて、普通過ぎると思うんだけど・・・。
家の中で熱中症になる人も多いということに驚きました。
僕が在宅診療をしていた時は、「こんな暑い部屋にずっと居たら死ぬぞ!」と思うほどサウナのように高温になった高齢者の家に何回も行きました。
一旦熱中症で運ばれたりしたら、エアコン代なんてちっぽけに感じるほどの経済損失なので、夏は無理せずにエアコンを付けて、水分補給しましょうね。
そういえば短期的にエアコン代をケチったことで熱中症になり、長期的に損をするというのは医師がなかなか資産を築けないのに似ています。
(家の中で熱中症になっている高齢者は別にエアコン代をケチっている訳では無いのですが...)
それには大きく以下の2つの理由が挙げられると考えています。
①中途半端に時給が良い
正直医師の時給はなかなか良いです。
だいたい時給5000円〜20000円くらいかな?
一般的にはかなり高時給だと思います。
しかしこれがトラップになります。
中途半端に時給が良いから目先のお金を拾うあまり、長期的に資産を築けるビジネスに時間と労力を投入出来なくなってしまうんですね。
医師の場合、所得は医療保険や公費が土台になっているので、自分の技術やネームバリューを高めても時給5万、10万とスケールアップしにくい構造なんです。
ここが一般的なビジネスと違うところかなと思います。
勤務医っていうのは給与所得者なので、税金バンバン引かれて、都内のマンションに住んで子供なんか何人か居たらそんなに裕福な生活は出来ないです。
②見栄を張る
医師はホントに見栄っ張りが多いなと。
いい車、いい時計、いいマンション、高いワイン、食事を奢る。
その挙げ句に子供をインターナショナルスクールに入れたり有名私立小学校に入れたり・・・。
勤務医の年収じゃもうギリギリだと思いますね。。。
だから働いても働いても資産が貯まらずに「ラットレース」(走り続けないといけないby金持ち父さん、貧乏父さん)になってしまうんですよね。
日本はほんとにお金を使わずに幸せになれる国だと思うんですよね。
公共サービスが充実しているから。
土日もバイトして、半分税金で持ってかれて、見栄を張るのにお金を使う・・・。
それよりも友達と高尾山に登ったりする時間を確保するほうが幸せなんじゃないかなと思って僕は仕事を辞めたわけでございます。
人生で大切なことは桃鉄が教えてくれた
僕は桃太郎電鉄というゲームが大好きです。
簡単に言えばスゴロクのようにサイコロを振って移動しながら、お金を貯めて物件や株式を買って、資産形成していく大人気ゲームです。決められた期間の終了時に一番資産を持っている人が勝ちというルールになっています。
〜以下プレイしたことない人は分からないと思うので飛ばし読みしてください〜
これ、医者の場合は最初の数年間「青マス」でもらえる金額が大きい状態で始まります。
そうするとついつい嬉しくてずっと青マスばかりに止まってしまう・・・しかし、ご存知の通りそれではこのゲーム勝てません!
それどころかたくさん現金を持っていると「スリの銀次」にお金持っていかれます(泣)
最初の数年は手取りなんて気にしないでどんどんカード集めたり良い物件を抑えにいくのがいいのでしょうね。
最近は医師も頭が柔らかくなってきている?
最近は働き方改革なのか知りませんが、マネーリテラシーが高く、自分の時間を大切にする医師も増えてきているんじゃないかなと感じています。
自分の趣味や大切な人との時間を削ってまで、文句を言いながら当直バイトに行く医者を見て「なんだかな〜」と思ってこういう記事を書きました。
もちろん医師の仕事はやりがいがあって楽しいことも多いので、好きな仕事を楽しくバリバリやるのはいいことだなと思います。
健康とは身体的・精神的・社会的に健全な状態のことを指すようです。
自分なりの健全な状態とは何かを考えて、不必要なことにお金を使っていないか考えてみる時間を作りたいですね。