こんにちは、JIZOです。
今回は有名なベツレヘムのバンクシーアートを見に行った時の話を書きます。
バンクシーについて
バンクシー(Banksy)とはイギリスを拠点に活動する匿名の路上アーティスト。
世界各地のストリート、壁などに社会風刺画を書いている。
バンクシーの壁画といえば
この風船の少女や
武器ではなく花束を投げようとする少年の絵が有名ですね。
このように社会風刺をテーマにした絵を世界中の壁などに、コッソリ描いていると匿名路上アーティストということで、近年注目されています。
このバンクシーアートがイスラエルとパレスチナを分断する壁などに描かれているということは僕も一緒に行ったコンサル君も知っていたため、ぜひ行ってみようということで行きました。
まずはエルサレムのダマスカス門の近くのバスターミナルから乗合バスでパレスチナ自治区のベツレヘムへ。
パレスチナ自治区に行く時はバスの中でパスポートチェックがありました。
ベツレヘムといえば新約聖書でキリストが誕生した都市ですよね。
2000年以上前の聖書の世界が目の前に広がっているというのは人類の歴史という物語の世界にポンッと落とされたような感覚がして、とても感慨深いものでした。
ベツレヘム到着
さて、バスから降りると観光客に声をかけにくるタクシー運転手のみなさん。
ここはアラブの世界だから、みんなやたらとフレンドリーで営業熱心です。
相場から考えて、2人で1万円くらいで手短に有名なバンクシーアート巡りをしてもらうことにしました。
いきなり例の有名な花束を投げる人のアート。
思ったより突然現われました。ガソリンスタンドみたいな建物の壁に描かれていたけど、なんだか色褪せてて経年劣化した絵になってしまってました。
補修して欲しい。。。。
狙われている平和の象徴
そしていよいよ、パレスチナ自治区を隔離する壁。歩いているのはイスラエル兵。
ドナルドトランプの絵が描かれていることから、何年も前からある絵だけじゃなくて、新しい絵も描き加えられていってるんだろうな。。。
バンクシーアート経済圏
今回はもちろん有名なバンクシーアートと分離壁を見られたのはよい経験になりました。
パレスチナ問題の根深さとか、そういった誰でも言える薄っぺらい感想ももちろん思いつくんだけど、僕が一番すごいなと思ったのが「壁に絵を描くだけで、ここのおっちゃんたちの雇用を創出できる」ことでした。
バンクシーアートショップみたいな土産物屋もあるし、観光タクシーの運転手なんて結構な額の料金貰ってるよなと。
イスラエル側も、その絵を消したりはしないし。
そんな風に絶妙なバランスの中で折衝しているような世界なんだなと思いました。
影響力ってどんな形で存在できるのか、そんなことを友達と話しながら観光したベツレヘムでした。
パレスチナ問題についてわかりやすくまとめているオススメの漫画です。