さて、パレスチナをもっと知りたいなと思いヘブロンという街に行ってみました!
パレスチナ自治区はガザ地区とヨルダン川西岸地区に分かれていて、ガザ地区は時々空爆があるから観光客は行きにくいけど、ヨルダン川西岸地区は気をつけていけば大丈夫。
<外務省ホームページより拝借>
ヘブロンは、昔からずっと気になっていた街でした。
下の動画にあるノジケンという人が2011年から3年間ほど世界一周旅行をしていて、ニコニコ動画で「ちょっと世界一周してくる」という番組を配信していました。
当時大学生だった僕はリアルタイムで動画を追っていて更新を楽しみにしていました。
その時のヘブロンの動画がかなり印象深い。
そしてまさかの一緒にヘブロンに訪れた後輩もこの動画をリアルタイムで追っていたらしく、彼は実際にノジケンさんに会いに行ったらしいのです(笑)
ベツレヘムからさらにバスで1時間くらいかけて、よりパレスチナの空気を味わえるヘブロンまでやってきました。
ベツレヘムのおっちゃんにヘブロン行きのバスを聞いたら案内してくれたので乗ってみる。乗合バスだから人が集まったら出発らしい。
すぐに人が集まって、満員で出発。
ヘブロンに到着。
ここがバス停のある中心部。
ここでは週1くらいでパレスチナ人の若者とイスラエル兵が衝突しているらしい。
着いていきなり声をかけてきたパレスチナの人と話してたら、なぜかイスラエル兵が使う催涙弾を集めたものを見せてくれた。
せっかくなのでチェックポイントを潜ってイスラエル人居住区とパレスチナ人居住区を行ったり来たりしてみる。
積極的に声をかけてくれるパレスチナの人々。
なぜか学校に連れてってくれた。
学校の屋上で絵を描く旅人たち
パレスチナ人とばかり話すので、街を歩くイスラエル兵にも声をかけてみました!
そしたらなんとイスラエル兵の見張り場所みたいなところに連れて行ってくれました。
イスラエル兵の人は「パレスチナ人は石を投げてくる」と言って、投げてきている石を見せてくれました。
確かに当たったら死ぬかもってサイズ。
だから威嚇射撃をするんだと。
ここの若いイスラエル兵は英語が苦手みたいで、スマホの翻訳機能を使ったりしながら話をしました。
19歳やそこらで徴兵されて、石を投げられる場所に赴任させられたら嫌になるんだろうなあ。
イスラエルの徴兵は、学力の高い子はサイバーテロ対策とかテクノロジー系の部署に配属されて、そこからスタートアップなんかが生まれるってニュースで聞いたことがあるけど、こういう前線に配属されているのはあまり勉強出来なかった人たちなんだろうか??(英語全然話せないしなあ。。。)
地域紛争について、善悪を語るのはナンセンスだと思うからそういう話はしないけど、教科書で習うパレスチナ問題が今ここにあるっていう実感を抱けたって意味で今回の旅はとても学びが多かった。
旅を終えた今でもニュースを見るたびにリアルに想起され、遠いどこかの国の話ではなく捉えられるようになったかなと思います。
帰りのバスではパレスチナ人の女性たちがおやつに甘くてカラフルなケーキを食べていて、バスの乗客みんなに配ってくれました。みんなで分け合う文化なんだろうか。
ムスリムの女性って、厳格なイメージだったけど、明るくて笑顔で自分から男の人にも声をかけたりするんだな。
本来地域や文化ごとに違うはずなのに、僕の持っているムスリムの女性のイメージが偏っていたんだな。
うーん、まだまだ自分の世界が狭い!!
次の旅に早く出たくなってきました!ではまた!